低栄養の妊婦には、総合ビタミンが有効!? |
■低体重児の出生の理由
低栄養の妊婦には、総合ビタミンが有効!?
低栄養状態の妊婦に総合ビタミン剤を投与すると、
出生児の低体重のリスクが軽減される可能性がある事が、
小児・青年医学誌で報告されました。
この研究によって、鉄や葉酸に加えて、総合ビタミン剤を低栄養状態の妊婦に投与することで、
低体重児出生のリスクを低減できることが示唆されました。
出生児体重が2,500g未満の低体重は、
新生児死亡をもたらすだけではなく成長後も心疾患・2型糖尿病・高血圧症などの発症リスクが高いことが知られています。
低所得層の妊婦では、ビタミンやミネラルが不足しており、
以前から途上国では新生児の低体重や新生児死亡は避けられないものと考えられてきました。
この研究の結果から、総合ビタミン剤という費用効果的な介入で、低体重に伴う新生児死亡を救える可能性が示されました。
研究では、政策決定者・研究者・地域保険計画立案者などは、協力して長期的・総合的な母子保健政策を展開していくことを求めてます。
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