二本松市の双子の姉妹が23日、そろって100歳の誕生日を迎えました。100歳になったのは、二本松市の高宮サキさんと、妹で同じく二本松市の高島ツキさん。高宮さんの自宅で同日、賀寿贈呈式が行われ、2人は「そろって誕生日を迎えられうれしい」と、親族らとともに互いの長寿を祝い合いました。
賀寿贈呈式では、佐久間弘之県北保健福祉事務所副所長が佐藤雄平知事からの賀寿など、三保恵一二本松市長が内閣総理大臣と市長からの賀寿を併せて贈りました。高宮さんと高島さんは、そろいの赤いちゃんちゃんことずきんを身に着け、並んで賀寿を受けました。
花束贈呈の後、高宮さんの長男栄一さん(77)が「100歳の姉妹を持った私たち家族は果報者。長生きしてほしい」と謝辞を述べました。
高宮さんと高島さんは1907(明治40)年、同市の真保家の5人兄弟の二女、三女として誕生した。嫁いだ後は実家に戻った際に行き来する程度で会う機会は少なく、今回の再会は十数年ぶりといいいます。
高宮さんは昨年、転倒による骨折で歩けなくなるまで、孫やひ孫を育てるなどしていました。今も用意された食事も自分で取り、テレビを楽しみに見ています。高島さんは、耳は不自由だが、身の回りのことは1人でできます。くよくよしないで生活することが長寿の秘訣(ひけつ)という事でした。