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嗅覚の低下がアルツハイマー病の予測要因に

 嗅覚の低下が認知障害の初期の徴候である可能性が示され、米医学誌「Archives of General Psychiatry」7月号に掲載されました。
研究を率いた米ラッシュRushアルツハイマー病センター(シカゴ)神経心理学教授のRobert S. Wilson氏によりますと、すでに軽度の認知障害がある人に嗅覚の低下がみられることは過去に報告されていますが、研究開始時に認知障害が全くない人を対象にしたのはこの研究が初めてだといいます。

 今回の研究では、平均年齢約80歳の高齢者589人を対象に、12種類の匂いを嗅がせ、それぞれ4つの選択肢から同じ匂いを選ばせる嗅覚検査を実施しました。その後、神経機能および認知機能の検査を年1回、5年間行ったところ、研究期間中に117人がアルツハイマー病の初期徴候と疑われる軽度の認知障害を発症。嗅覚検査の成績が平均未満であった人は、平均以上だった人に比べ軽度認知障害の発症率が50%高いことがわかりました。

この結果は、アルツハイマー病が脳の特定部位の障害から始まり、それが広がって思考領域を侵していくという考えに一致するものだとWilson氏は述べています。
 米アルツハイマー病協会(AA)医学科学諮問委員会のSam Gandy博士はこの理論をおおよそ支持しているものの、嗅覚検査が認知障害の指標になると主張するには、第二、第三の集団で二重盲検法による評価が必要と指摘しています。
 今回の研究で用いられた嗅覚検査の開発者、米ペンシルベニア大学メディカルセンターのRichard L. Doty氏によると、この検査はすでに臨床の場で利用されており、パーキンソン病およびアルツハイマー病の患者を血縁者にもつ人を対象にこの検査を実施した結果、後に疾患を発症する人には嗅覚の低下がみられることが示され、鑑別診断にこの検査を利用する神経科医もいるといいます。

 この検査は5分ほどで実施できますが、Wilson氏によれば、アルツハイマー病の進行を止める有効な治療法がない現在、誰もがすぐにこの検査を受けるべきというわけではないという。しかし、脳のアミロイド蓄積を標的とする薬剤が有望であることが示されており、もし疾患の進行を止める治療が可能になれば、早期発見にも意義がある。ただし、その場合でも嗅覚検査単独での診断ではなく、さまざまな方法のうちの一つとして用いられることになるとしています。


参照:HealthDay News


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