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足でコロコロ。お年寄り元気に

下野毛工業協同組合(川崎市高津区)青年部が、高齢者向け遊具の製作に力を入れています。その名も「足であそボード」。神奈川工科大(厚木市下荻野)の協力で、歩行と同等の筋力を使うことも実証された「楽しみながら体力づくりのできる遊具」です。高齢者施設などで使ってもらおうと改良を重ねており、本格的な販売を目指しています。

(市毛史歩子)

 足であそボードは、直径約一・二メートルの円形のボードの下にやわらかいスポンジの台が付いています。足でボードの端を踏んで傾かせ、ボード上に置いたボールを転がして遊びます。ボードを囲んで座った数人が協力し、思う方向に傾かせてボールを操り、備え付けたゲートをくぐらせるなどして楽しみます。座ったままできるため、体に負担がかからないのが特長です。

 同大ロボット・メカトロニクス学科で、身体動作学の観点から介護予防の研究をしている高橋勝美准教授(46)が筋力測定した結果、ボード遊びは、日常の歩行と同じ程度の筋肉を使っていると分かりました。高橋准教授は「お年寄りの体力の衰えは足から。ボードは、遊んで楽しみながら、いつの間にか足が鍛えられる効果がある」と話します。

 ボードは、同組合青年部長を務める佐々木政仁さん(43)に、かかりつけの内科医が製作を依頼した「コロコロ絵画」が原型といいます。長方形のコロコロ絵画は、仕組みは同じだが、ボールに絵の具を付け、ボードに置いた紙の上を転がして絵を描くもので、お年寄りの認知症予防が目的でした。

 青年部がコロコロ絵画製作に取り組んでいた一昨年末、知人を介してボードを知った高橋准教授が「面白い。健康器具として使えないか」と研究を始めました。それ以来、研究室で「ボードの身体向上の効果」の研究を開始。同大近くの高齢者施設に協力してもらい、筋力データやアンケートを実施しました。その結果をふまえ、ボードを踏むのに必要な力を均等にするためにボードを丸形にし、迷路などゲーム性をもたせる方式に改良しました。

 施設内での足であそボードを使ったゲームはとても盛り上がり、お年寄りから「疲れず楽しい」「頭がすっきりした」と感想があったといいます。高橋准教授は「ゲームをうまく運ぶためには、参加者同士のコミュニケーションが必要で、共感や同じ目的に向けて頑張るという心の交流がある」と精神的な効用も発見。今後は、より多くの高齢者施設などで研究データをとる予定です。

 ボードは一台三十万円。介護用品レンタル業者から問い合わせも来ています。佐々木さんは「意外な効用に驚いたが、たくさんのお年寄りに楽しんで使ってもらいたい」と話しています。


参照:東京新聞



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